心配ならばすぐにチェック!認知症の症状の特徴を解説


「親や身近な人が認知症かもしれない…」そんな不安を抱いたことはありませんか?

身近な人が今までとったことのない行動をとっていたりすると、不安になりますよね。

 

そこで、今回は認知症によく見られる症状について紹介したいと思います。

 

少しでも疑いがあれば、早めに病院へ行って診断してもらうのが大切ですが、まずは、以下の症状が身近な人の様子・行動にあてはまるものがあるか、ぜひ確認してみてはいかがでしょうか?

 

目次

・認知症って何?

・中核症状

・行動・心理症状

・まとめ

 

認知症って何?

「認知症」とは老いにともなう病気の一つです。さまざまな原因で脳の細胞が死ぬ、または働きが悪くなることによって、記憶・判断力の障害などが起こり、意識障害はないものの社会生活や対人関係に支障が出ている状態(およそ6か月以上継続)をいいます。

 

日本では高齢化の進展とともに、認知症の人数も増加しており、65歳以上の高齢者では平成24年度の時点で、認知症の割合が7人に1人程度だそうなんです!

 

また、認知症には代表的なものとして、アルツハイマー型・レビー小体型・脳血管性・前頭側頭型の4つの種類があり、それぞれに原因・症状があります。

  

参考:『もし、家族や自分が認知症になったら 知っておきたい認知症のキホン』

 

認知症の症状は主に、「中核症状」「行動・心理症状」の2つに分けられます。脳の細胞が担っていた役割が失われることで起こる症状を「中核症状」といい、中核症状によって引き起こされる二次的な症状を「行動・心理症状」と言います。

 

中核症状

「中核症状」とは壊れてしまった脳の細胞が担っていた役割が失われることで起こる症状のことです。主に以下の5つが挙げられます。

(1)記憶障害

新しいことを記憶できず、ついさっき聞いたことさえ思い出せなくなります。さらに、病気が進行すれば、以前覚えていたはずの記憶も失われていきます。

 

 例…・夕食を食べたことを忘れる

   ・もの忘れが激しく、ヒントがあっても思い出せない

   ・昔のことはよく覚えているのに、最近の出来事を忘れている

 

(2)見当識(けんとうしき)障害

まず時間や季節感の感覚が薄れ、その後に迷子になったり遠くに歩いて行こうとしたりするようになります。さらに病気が進行すると、自分の年齢や家族などの生死に関する記憶がなくなります。

 

 例…・季節感のない服を着ている

   ・近所で迷子になる

   ・昼夜の間隔がズレ、夜中に出かけようとする

   ・友人や家族が分からない

 

(3)理解・判断力の障害

思考スピードが低下して、二つ以上のことが重なると話している相手が誰かわからなくなるなど、考え分けることができなくなるほか、些細な変化やいつもと違うできごとで混乱を来す、などの症状が起こりやすくなります。

 

 例…・倹約を心がけながら、必要のない高額商品を購入する

   ・自動販売機や駅の自動改札・銀行ATMなどの前でまごついたりしてしまう

   ・夕食を食べたことを忘れる

   ・もの忘れが激しく、ヒントがあっても思い出せない

   ・昔のことはよく覚えているのに、最近の出来事を忘れている

 

(4)実行機能障害

自分で計画を立てられない・予想外の変化にも柔軟に対応できないなど、物事をスムーズに進められなくなります

 

 例…・買い物で同じものを購入してしまう

   ・料理を並行して進められない

 

(5)感情表現の変化

その場の状況がうまく認識できなくなるため、周りの人が予測しない、思いがけない感情の反応を示すようになります。

 

 例…・言葉が出てこない

   ・”あれ”や”それ”といった言い方が多くなる

   ・言葉の意味が分からず、会話のつじつまが合わない

 

 (参考:『もし、家族や自分が認知症になったら 知っておきたい認知症のキホン』、https://www.gov-online.go.jp/useful/article/201308/1.html)

 

   

行動・心理症状

「行動・心理症状」とは中核症状によって引き起こされる二次的な症状のことです。本人がもともと持っている性格や環境、人間関係など様々な要因がからみ合って起こる、うつ状態や妄想といった心理面・行動面の症状です。主に以下のような症状が挙げられます。

 

(1)不安・抑うつ

気分が落ち込む(抑うつ)状態になることがあります。

 

(2)認知症による徘徊

絶えず歩き回る「徘徊」が起こることがあります。

 

(3)弄便(ろうべん)

弄便(ろうべん)とは、便をいじったり、自分の体や寝具・壁などに擦りつける行為です。

(4)物盗られ妄想

いつ、どこに、何をしまい込んだかを忘れてしまいます。自分が置き忘れた自覚がないため、「盗まれた」と家族や介護者など身近な人に疑いの目を向けるようになります。よく見られる症状のひとつです。

 

(5)認知症によるせん妄

体調不良や薬の影響、環境の変化などによって意識障害が起こり、混乱した状態になることです。時間や場所がわからなくなったり、幻覚を見たり、興奮するなどの精神症状が現れ、人格が変わってしまったように感じたりすることがあります。

 

(6)幻覚

実在しない知覚の情報を、実在するかのように体験する症状です。実際にないものが「見える」幻視のほか、幻聴・幻味・幻臭・体感幻覚などがあり、レビー小体型認知症で多くみられるのが幻視だと言われています。また、アルツハイマー型では幻聴が現れることがあります。

(7)暴力・暴言

不満や不安・苛立ちが募ったときに、健常な時は理性で抑えていた衝動が暴力・暴言となって現れることがあります。

(8)介護拒否

認知症の方は、介護を嫌がることがあります。

(9)失禁

自分の意思と関係なく尿が漏れてしまうことがあります。

 

(10)睡眠障害(不眠、昼夜逆転など)

高齢になると睡眠が浅くなり、中途覚醒も増えるのが一般的です。加えて認知症は、体内時計の調節に大きな影響を与え、睡眠のリズムが崩れやすくなります。不眠や昼夜逆転も、夜間にきちんと眠れないために起こる睡眠障害のひとつです。

 

(11)帰宅願望

「家に帰りたい」と訴えたり、実際に家を出て行ってしまいます

 

(12)異食

食べ物ではないものを口に入れてしまうことを「異食」と言います。特に認知症が進んだ中期以降で見られる場合が多い症状です。

 

行動・心理症状には必ず「中核症状と本人が持ち合わせた性格や環境に起因する理由」があり、理解されない事で行動・心理症状がより悪化し介護が困難となるケースもあるため、理由を理解し適切な対応をとることで、本人が穏やかに生活する事が可能となります。

 

引用:『認知症の中核症状と行動・心理症状(BPSD/周辺症状)』

まとめ

ここまで、認知症の方によく見られる症状について紹介してきました。

 

認知症には主に「中核症状」「行動・心理症状」があり、その中にはただ物忘れが激しいだけでなく、様々な症状があります。悪化してしまうと、家族だけでなく、他の人にも迷惑をかけてしまうこともあるため、早め早めの対処が重要です。

 

少しでも「おかしいな…」と感じるようなことがあったら、まずはお近くの病院へ行ってみるのはいかがでしょうか?

 

今回リサーチするきっかけ、参考にしたのが「社団医療法人 博友会 平岸病院」さんです。

 

こちらにも、専門家病院として、PTSDうつ病睡眠障害統合失調症認知症適応障害など精神症状について詳しい情報がたくさん掲載されているのでぜひご参考にしてください。

 

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