業種にもよりますが、通常のネット販売の転換率は0.5~1％が正常に稼働しているといえる数値で、売れてないサイトはもっと低く、よく売れているサイトでも5％に達しているのはごくわずかです。

そんななか、当社でホームページの制作・管理をしている有機農家・平野ファームさんのサイトの転換率は、平均8～10％と驚異的な数字を出しています。

高い転換率を支えるのは高いリピーター率！

転換率8％というのは驚異的な数字ですが、
それを支えているのが７割にも達するリピーター率。

一度こちらの商品を購入いただいたお客様のほとんどがリピーターになるので、自ずと転換率が上がるのです。それは、商品の良さはもちろん、平野さんの丁寧なメール応対があってのことだと思います。

忙しい有機農家でも農閑期に効率良く学んでネットショップの応対向上！

平野さんは、昨年の冬から今年の春にかけての農閑期に、当社で主催しておりました全11回のインターネット通販・ネット集客で成功するための【集客方法】を学ぶワークショップ形式の無料セミナー！（以下、サンモクセミナー）のうち、1月から3月まで3回参加してくださいました。

農閑期と言っても、有機農家は通常の農家以上にすぐに忙しくなると聞きますが、「春になれば全く時間がとれなくなるから」と比較的参加しやすいこの時期に積極的に学ぶ姿勢を見せてくださいました。その3回の開催テーマは下記の通りです。

1月- SNS活用術！Facebook・Instagramなどで新しいお客様をもっと呼ぶ方法を学ぼう
2月-お客様の本当の満足を創る方法
3月-7割の売上になるリピーターへのメールフォロー方法を伝授！

1月のセミナー終了後には、さっそく他のセミナー参加者さんとFacebookでつながり、コミュニケーションや情報発信に積極的になられました。

2月はこれまでの9回のまとめ・おさらいの回でしたので、後半から参加された平野さんもネット販売に必要なことをよく理解いただき、最後のワークショップでは、テーマが「北海道旭川産のゆめぴりかをどんなお客さんにどう売るか？」という本業と重なる内容だったこともあり、他業種のみなさんにはない視点で良さを発表してくださいました。

そして3月のセミナーの内容が、今回の本題の結果をもたらしたと思われるリピーターへのメールフォローについてでした。

顧客を大きく5つに分類し、そのタイプごとに適切なタイミングと内容のフォローメールを送ることで、顧客との信頼関係を築き、優良顧客が増えていくという内容で、当初は顧客ごとに別の対応をするということに戸惑いを見せていた平野さんでしたが、柔軟な考えで実践してくれたからこそ、想いの伝わる良いメールになったことと思います。

商品が作られた、送り手のいる風景が目に浮かぶメール

平野ファームで商品を購入した際に、自動返信されるメールはごく一般的な内容です。
必要な内容を適切に漏れなく、丁寧に応対する事務的なメールで一律に対応しています。

ところが、商品購入から数日経った6月のある日に送られてきたフォローメールが下記の内容です。

商品の良さから、当社の今井社長も平野ファームのリピーター客のひとりですが、このメールを受け取り、感動して今回の話をシェアしてくれました。

平野さんからのメール、いかがでしょう？

今の田んぼの状態、これからの作業、そして丁寧に稲に語りかけながら育てていく想いが見てとれるようです。

こんな風に手をかけ、想いを込めて作られたお米なら、今年もまた食べたいと思いませんか？

「できない」「時間がない」と言い訳せずに、少しずつ共に学び改善していきましょう

実際のお店でもリピーターを生むには様々な努力やコツがいるように、ネットショップでもちょっとしたコツやひと手間でお客様と信頼関係を築いていくことはできます。なかなか直接会うことができないからこそ、お客様との接点は大切にしていただきたいものです。

エレメントでは、ホームページを制作して終わりではなく、お客様の業種・業態・個性や特徴に合わせ、集客・転換・リピート率が上がる施策をコンサルティングしています。
共に学ぶ意欲や姿勢のあるお客様は、必ず目標を達成し、それ以上の効果を得ています。

今回は、セミナー参加後のフォローメールの対応の素晴らしさをご紹介しましたが、平野ファームさんのサイトが転換率8％になるまでには、サイト制作のほか、動画の企画・撮影や商品パッケージの改良、その他集客の為の施策も行って来ました。
その上でさらに平野さんの学ぶ姿勢があり、さらなる接客向上に結び付いています。

「ホームページはあるものの、なかなか商品が売れない。」
「新規には売れるがリピート率が低い。」

そんなお悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、おひとりで悩まずに、
ぜひお気軽にお問合せ下さい。