人生初めてのバーバースタイルがカッコイイと評判に!バーバーバトル決勝戦カットモデル体験記


人生初めてのバーバースタイルがカッコイイと評判に!バーバーバトル決勝戦カットモデル体験記

2022年9月20日、札幌ファクトリーホールにて、バーバーの祭典「ザ・トラディショナルバーバーバトル」(TTBB)が開催された。北海道の卓越した技術を持つバーバーが一堂に会する、バーバー界の大イベントだ。

エレメントのお客さんであるアパッシュが主催するイベント、「B world」と同時開催であること、そしてバーバーのカッコよさをこの身で体感したいということを理由に、僕はこのイベントに参加しバーバーバトルのカットモデルに志願した。

カットモデルになれただけでも幸運だが、さらにラッキーなことに、バーバーバトル決勝戦のモデルにも出場させてもらえることになった。

人生初めてのバーバースタイルがカッコイイと評判に!バーバーバトル決勝戦カットモデル体験記

イベントに参加し、本物のバーバーに髪を切ってもらえたことで、僕の価値観、さらに周りからの反応は確実に変わった。その時の体験をここに記す。

この記事を読んで、僕の体験したバーバーのカッコよさや、会場を満たしていたバーバーたちの熱気が、少しでも伝わればうれしい。

そもそも、トラデショナルバーバーバトルとは!?

そもそも、トラデショナルバーバーバトルとは!?

「トラディショナルバーバーバトル」は、2015年から年一回開かれている、バーバー(理容店)のための大会だ。

オールバック、七三、ツーブロックなどの古風なスタイルを主軸とし、フェード(刈り上げ)が特徴的なメンズカットのカテゴリー、「バーバーカット」の技術を競う大会となっており、アメリカ・カリフォルニア州のバーバーショップ「HAWLEYWOOD’S(ハリウッズ)」が展開している整髪料ブランド「LAYRITE(レイライト)」が主催を務めている。

北海道から沖縄まで、全国6エリアで予選が行われ、各エリアで予選を勝ち抜いた上位2名が東京に集結し、チャンピオンの座を狙うというシステムとなっている。世界のバーバーから評価を受けている大会のため、ひとたびチャンピョンになれば、その人はバーバー界に名を残すこととなる。

広い北海道の中でも選ばれるのは2人。狭き門をくぐり抜けるため、己の技術を磨き上げたバーバーたちが、当日全道から札幌に集った。

そもそも、トラデショナルバーバーバトルとは!?

コロナの影響もあり、3年ぶりの開催となった2022年度のトラディショナルバーバーバトル。失った3年分を取り戻すかのように、大いに盛り上がる大会となった。

そもそも、トラデショナルバーバーバトルとは!?

(会場の外には、センスあふれるオシャレな外車が!)

3年ぶりのバーバーバトル予選が遂にはじまる

トラディショナルバーバーバトルは、予選と決勝戦の二部構成となっている。予選は「ファーストバトル」「セカンドバトル」の2回。

それぞれ6名の選手が登場し、勝った2人の選手が決勝へと進んでいく。

3年ぶりのバーバーバトル予選が遂にはじまる

ファーストバトルの風景。

ランウェイのようにバトルステージが展開されており、観客は間近で選手の技術を見ることができる。

3年ぶりのバーバーバトル予選が遂にはじまる

30分という限られた時間の中で、正確に似合うスタイルを作れるかということが、厳しく採点される。

3年ぶりのバーバーバトル予選が遂にはじまる
3年ぶりのバーバーバトル予選が遂にはじまる

今回、会場にはDJの方がおり、テンションの上がるミュージックでバトルを盛り上げてくれた!

二回の予選が終わり、すぐ決勝戦が始まると思ったがそこからかなりの時間がたった。審査に時間がかかっているのだ。「なぜそんなに審査時間がかかるんだ…?」と始めは思っていたが、考えてみれば当たり前の事であった。

この大会、トラディショナルバーバーバトルを制したものは、バーバー界隈において大きな名声を手にする。つまり、この大会で優勝するということは、今後のバーバーとしての活動、ひいては人生が大きく変わることを意味するのだ。

審査員が慎重に、時間をかけて審議するのはもっともなことである。審査員の判断には、ある意味で1人のバーバーの人生がそのままのしかかっているのだから。

緊張のバーバーバトル決勝戦

緊張のバーバーバトル決勝戦

勝者二名が全国行きの権利を手にする決勝戦。

予選で選出された4名とシード枠2名の計6名が、技術を競い合う。

決勝戦では、僕もカットモデルとしてステージに立たせてもらうこととなった。ここからは、僕の体験も交えながら決勝の様子を書いて行こうと思う。

試合の流れは、まず初めにカットモデルがステージのイスに座り、その後選手がじゃんけんで好きなモデルを選ぶという方法を取っていた。

そのため、僕は選手より先にランウェイを歩いて、イスに座らなければならなかったのだが、これがとても緊張した。

緊張のバーバーバトル決勝戦

スポットライトで照らされている中、すぐ近くに観客がいる横を通りすぎるだけで、かなり精神力を使った。

選手はこの中で髪を切らなければならないのだから、相当なプレッシャーなのではないかと僕は感じた。

緊張のバーバーバトル決勝戦

僕は緊張しすぎて足と手が同時に出てしまっていることに写真をみて気づいた。

今回僕のカットをしてくれたのは、札幌上田理髪店に勤務しているスタイリスト、中村 大地選手。

緊張のバーバーバトル決勝戦

試合を控えて自身も緊張しているだろうに、ステージに立つ前と切る前とで中村選手は気さくに話してきて、僕の緊張をほぐしてくださった。

緊張のバーバーバトル決勝戦

バトルがスタートすると、中村選手は僕の髪を真ん中にまとめ上げ、側面を刈り上げる準備を始めた。「やっぱり、刈り上げられるのか….」僕は内心そう思った。

バーバースタイルの基本となるのが、刈り上げ(フェード)である。ツーブロックや普通の刈り上げと違って、髪の毛の濃さにグラデーションをかけて髪を整えるのが、バーバー流の刈り上げ、フェードなのだ。

僕はカットモデルをやると分かった時から、刈り上げられることを覚悟していた。刈り上げられることが嫌だったわけではないのだが、今までそういった髪型をしたことがなかったので、「自分に似合うんだろうか…」という不安があった。

しかし、ここまできたらもう受け入れるしかないだろう。僕はカットショー中には見えない完成形を予想しながら、目を閉じて中村選手に髪型を委ねた。

緊張のバーバーバトル決勝戦

刈り上げ(フェード)を作るにあたって使われるのがクリッパー(バリカン)。バーバー用のクリッパーは何ミリに刈り上げるのか、どういう仕上がりにするのかという用途別に、クリッパーの種類や刃をカスタマイズしていく。

緊張のバーバーバトル決勝戦

また、美容師のようにハサミを主体として髪型を作るのではなく、クリッパー(カミソリ)を使って髪型を作っていくのがバーバー流。全体的に、クリッパーをどのように扱っていくのかが、技術の見せ所となっているのだ。

カットバトル中には審査員が選手の近くを巡り、カットの精度や美しさをチェックしていく。決勝ということもあってか、張り詰めた空気がステージに漂う。

自分のことではなく、髪型が見られていると分かっているとはいえ、複数のプロに見つめられるというのはなんだか気恥ずかしかった。審査員たちのまなざしは真剣で、自身の目によって選手の技術を見極めんとする意志をひしひしと感じた。

実際のバトル時間は30分だったのだが、切られているうちに時間が過ぎていったのか、あっという間に終わってしまった。後は結果を待つだけである。

審議中は、僕の髪を切ってくれた中村選手の評価が、僕のカット中の動きが原因で低くなってしまった可能性を考えて、勝手にヒヤヒヤしていた。

ーーいよいよ優勝者が決まる瞬間ーー

会場が静まりかえる中、決勝戦で戦った6人がステージに再び登場した。

緊張のバーバーバトル決勝戦

優勝者は「札幌カットA 宮の森店所属 草間 啓太選手」

バーバー歴20年と長年キャリアを積んでいるベテラン。優勝を聞いた瞬間、涙を流し喜ぶ姿が会場に感動を与えていた。

緊張のバーバーバトル決勝戦
緊張のバーバーバトル決勝戦

僕をカットしてくれた中村選手は残念ながら3位で、全国行きに惜しくも届かなかった。

緊張のバーバーバトル決勝戦

しかし、どの選手もカッコいい、痺れるバトルだった!

ただ髪を切られただけなのに、決勝戦を終えた時には充足感を感じたのだった。

変わったのは髪型だけでなく周りからの反応

変わったのは髪型だけでなく周りからの反応

最終的な髪型はこんな感じ。

パートが入ったカッコいい仕上がりになった!

はじめてのバーバースタイル、カットされる前は自分に合うか不安であったが、終わって鏡を見た時素直にカッコいいと受け入れることが出来た。

本当に、こんな機会を与えてくれた人たちに感謝である。

before

変わったのは髪型だけでなく周りからの反応

after

変わったのは髪型だけでなく周りからの反応

変わったのは髪型だけではない。

嬉しかったのが僕の髪型を周囲の人が「カッコいい」と言ってくれたこと。

アパッシュ大町店の店長、西さんは何度も似合うと言ってくれた。「この髪型にはタイトな服装が似合うね」とアドバイスもくれたのだ。

また、大学では部活の同期に「雰囲気変わったね」と、アルバイト先の塾講師では教えている生徒に「男前」と褒められて、非常に嬉しかった。

エレメントの女性スタッフからも「かっこいい」と、普段会話する機会が少ない方に声をかけてもらえた。

「このままバーバースタイルを貫いていいかも?」と思ったりしてる。

おわりに

今回、トラディショナルバーバーバトルにカットモデルとして参加して感じたのは、何よりもまず会場にいる人が、本当にバーバーのヘアスタイルが好きで、誇りをもっているんだなあということだ。

登場する選手はもちろんのこと、会場でバトルを見ている人も本当に真剣なまなざしをしていて、「バーバースタイルが好きなんだ!」という熱意が十分に伝わってきた。

今まで髪型には無頓着で、「伸びてきたから切る」ということを繰り返してきた僕にとって、ある特定の髪型に強いこだわりを持っている人たちの姿は新鮮に写ったし、何よりもカッコいいと思った。

バーバーのスタイルが初めてなのにも関わらず、自分でも驚くほどすんなりと受け入れることができたのは、たぶん選手さんや来場者さんが持つ、バーバースタイルへの愛に大きく感化されたからというのもあると僕は思う。

さて、以上のように大盛況の中終わったトラディショナルバーバーバトル北海道地区予選。

予選を勝ち進んだ2名は12/12(月)、東京で行われる全国大会に参加する。

インターネット上でチケットを購入することができるので、気になる方はぜひチェックしていただきたい。

12/12特典付き前売券TTBB2022FINAL8th | KAT CUT (stores.jp)

また、僕にカットモデルの機会を与えてくださった理容店・アパッシュの紹介もさせてほしい。

アパッシュは、北海道旭川で世界レベルのバーバースタイルを提供している理髪店だ。メンバーそれぞれに個性があり、そして確かなバーバースキルを持つ、スタイリッシュな集団である。

アパッシュでは、今回僕の髪型となった「ポンパドール」というスタイルはもちろん、「クロップスタイル」や「スリックバック」など、様々なバーバースタイルを提供している。

今回のバーバーバトルで2位に選ばれた、永田吉伸(ながた よしのぶ)さんもアパッシュメンバーの一員だ。

全国大会がもう待ち遠しい。

理容室アパッシュ公式HP

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