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【銃砲店に聞いた】狩猟がしたい!散弾銃を所持するまでの手続きや方法を解説します。
狩猟Youtuberに憧れて、自分も銃で狩りをしてみたい!と思う方は最近増えてきています。これを見ているという事は、あなたもその一人なのではないでしょうか?
実際に銃を買うためには、様々な過程を経てようやく手に入れる事ができます。
今回は、銃を所持するまでの手続きや方法を順を追って解説していきます!
- 自分で狩猟をして、野生の動物の肉を食べてみたい!
- クレー射撃をしてみたい!
そんな方は是非読んでみてくださいね!
※狩猟も考えている方は別途、狩猟免許を取得し狩猟者登録が必要です。
目次
猟銃等講習会 に申し込みをする
最寄りの住所地を管轄する警察署の生活安全課窓口に行き講習会参加の申し込みを
します。
申し込み時に必要な持ち物は以下の通りです。
- 「猟銃等講習受講申込書」
- 「証明写真2枚(6ヶ月以内撮影のもの、30×24サイズ)」
- 「手数料6,800 円(金額は都道府県によって相違する可能性があります)」
- 「印鑑」
申し込みが完了すると、警察にて「猟銃等取扱読本」をいただけます。
こちらで講習会開催まで銃の取り扱い、銃刀法の基本、銃を持つにあたっての知識を自己研鑚します。
講習会当日は約4時間講義があり、その後正誤式50問のテストがあります。テスト45点以上で合格となります!
講習日の日程は都道府県やお住まいの地域によって変わりますので、住所地を管轄している警察のホームページにて確認お願い致します。
無事合格すると、【講習修了証明書】を頂けます!こちらは3年間有効となります。
テストに不安な方は
シューティングサプライ様にて「猟銃等講習会試験対策例題集」を 販売してますのでお問い合わせ下さい!
射撃教習資格認定の申請をする
猟銃等講習をパスするといよいよ実銃を使い射撃教習 (実技試験)です。
試験とは言え、実際に銃を撃ちますので警察での身辺調査が入ります。
書類を提出し、身辺調査で問題がないこと確認した後に資格認定証が発行されます。
認定申請のために必要な書類等
- 「狩猟等講習会 講習修了証明書」
- 「教習資格認定申請書(警察署でもらえます)」
- 「証明写真2枚(6ヶ月以内撮影のもの、30×24サイズ)」
- 「診断書」
- 「住民票(本籍地記載のもの)」
- 「身分証明書(役所で取得できます。)」
- 「経歴書(過去10年分を記載)」
- 「同居親族書」
- 「手数料¥8,900(都道府県によって違いがあるかもしれません)」
- 「印鑑」
かなり揃えるものが多く、記載する内容も多く大変ですが頑張って揃えましょう!
以上の書類等を揃え、住所地を管轄する警察署生活安全課に提出、申請します。
受理後、警察官が書類を元に身辺調査を開始します。約1か月かかりますが辛抱強く待ちましょう。
すべて調査が終えると警察より資格認定が下りた旨の電話(下りない旨の電話の場合もあります)があり、【教習資格認定書】を受け取ります。
こちらの有効期間は3ヶ月間なので、3ヶ月以内に射撃教習を受けなければなりません!
教習射撃では銃は射撃場の備え付け銃を使用しますが、実包(弾のことです)は自身で用意しなければなりません。
実包(火薬類)の購入も警察署にて譲受の許可が必要となっているため、上記の【教習資格認定書】を受け取った際に同時に火薬類譲受の許可申請を済ませればスムーズです。
教習射撃時に必要な実包(火薬類譲受票)の許可申請をする。
実際に使用する弾の譲受許可の申請です。これは自身の銃を所持後も同様ですので流れをしっかり覚えておけば次回もスムーズです。
揃えるものは以下の通りです。
- 「教習資格認定書」
- 「火薬類譲受申請書」
- 「印鑑」
- 「手数料¥2400(都道府県によって違いがあるかもしれません)」
あらかじめ教習を受ける射撃場を選定し、教習に必要な実包数、実包の口径を確認した上で、実際に射撃教習で使用する実包数の倍の数を申請すると良いでしょう。
万が一射撃教習に落ちて、かつ許可譲受の実包数が教習1回分ですとまた許可譲受申請の取り直しになるためです。
許可譲受申請も許可がおりるまで約3日ほど時間がかかりますが、許可が下りたら警察より電話を頂けます。
実包を購入、射撃教習を受講する!
長い道のりを経てようやく実技試験です!
ですが、射撃教習もクレーに当たらなければ合格しません。
実際に銃を手にしますので銃の取り扱い、危険行為をするともちろん合格とはなりません。
まずは教習を受ける射撃場を選定する
最寄りのクレー射撃場にお問い合わせをして射撃教習を受講したい旨を伝えます。(一部教習の行ってない射撃場もありますのでご確認ください。)
実包を購入
日時や時間を調整し予約を入れ、教習当日実包を購入します。
射撃場で実包販売している場合はそこで指定番数、指定弾数を購入できます。射撃場に実包販売がない場合は銃砲店で購入となります。
射撃教習時に必要な持ち物は以下の通りです。
- 教習資格認定書」
- 「印鑑」
- 「教習料約¥30000」
- 「火薬類許可譲受票※」
※射撃場に実包の売店がない場合は必要ありませんが、銃砲店にて購入の際に必要です。
実包購入時はどこで買うにも火薬類譲受票がないと購入できませんので、ご注意ください。
教習当日は実際に銃を取り扱いますので動きやすい格好、季節の気温に対応できるようにしましょう。
また、射撃教習も実技だけではなく座学もあります。
これから実銃を手にしますので、銃の基本的取り扱い、やってはいけない行為、銃の構造、
銃の分解組み立て等を学習します。(ここも教習の採点に含まれています)
実践実技
座学が終わるといよいよ射台に入り、実践実技となります。
「では一人で撃ってください」とはなりません。
教官が隣でついてくれて射台へ入るタイミング、待っている時の銃の取り扱い方、実包の装填のタイミング、実際にクレーを飛ばして引き金を引くタイミング、等をレクチャーの上実技となります。
教官のレクチャーをしっかりと守り、言われた通りに射撃すればほぼ確実に当たります!(絶対ではないですが)
試験ではトラップの場合25枚中2枚当てれば合格となります。
無事射撃教習を合格すると、【教習修了証明書】がもらえます!
こちらの有効期限は1年ですので1年以内に所持する銃を申請しましょう。
所持したい銃を選び、所持許可申請する。
どのような銃でも1銃1許可制となっており、個人譲渡や銃砲店購入どちらでも、その所有者より譲渡承諾書を発行して頂き、「その銃を所持します」という旨を警察に許可申請します。
持ちたい銃が決まれば、その銃の所有者から「譲渡承諾書」「所持したい銃の全体が写った写真」を発行してもらいます。(銃砲店で購入の場合は銃砲店で発行致します。)
銃が決まったら書類等を揃え住所地を管轄する警察署、生活安全課に所持許可申請手続きをします。
-
- 「上記の譲渡承諾書」
- 「所持する銃の写真」
- 「銃砲所持許可申請書」
- 「講習修了証明書」
- 「教習修了証明書」
上記の書類以外はおおむね射撃教習資格認定申請時の書類と同様です。(都道府県によって手数料の金額や用意する書類の量に違いがあるかもしれません。)
無事受理となれば、射撃教習認定申請時と同じく約1ヶ月ほど時間がかかります。
次に、2回目の身辺調査です。今回も辛抱強く待つしかないのですが唯一違う点が銃・装弾ロッカーの設置状況確認訪問です。
今回は自分の銃の所持申請ですので法律で定められた保管を義務づけられます。
保管するにあたり、
- 「基準を満たしたロッカーか」
- 「そのロッカーは基準を満たした備え付けをしているか」
を見にきます。
※様々な理由により、自宅保管ができない又は自宅保管を認めてくれない場合があります。
その場合は銃砲店に委託保管となります。保管証明書を銃砲店にて発行しますので警察署に提出すれば委託保管として受理されるはずです。(別途保管料がかかります。保管料はお問い合わせください。)
以上の工程が終われば、許可が下りたという連絡が来るのを待つのみです。
銃や火薬類は事前許可制ですが、それ以外のものはおおむねすぐ購入可能ですので、射撃ベスト、運搬用のケースなど、必要なものはこの時に揃えておくのが良いでしょう。
猟銃・空気銃所持許可証の交付
ついに警察より許可が下りた旨の電話がきたら警察署にて【猟銃・空気銃所持許可証】が交付されます。
この許可証があれば、実際に所持し、手に取ることができます。
確認
最後にもう一つだけやることが、銃を受け取った後の「確認」です。
こちらは受け取った銃と許可証内の銃の詳細に相違がないかを確認するという内容で、所持許可証を貰った警察署に行き、確認を済ませることで全てが完了します。
この時も、銃を受け取り警察署まで運搬となりますので、銃を人目につくことのない措置を講じましょう。
銃確認の際も取り扱い方法を誤ったりしないよう、講習会を思い出し基本に忠実に従うことが大切です。
「確認」が終わりましたら晴れて銃砲所持者となります!
都道府県によって多少の違いはあるかもしれませんがご参考になれば幸いです。