札幌の経営者同士の交流会一覧表
エレメントで働くなら必読!マネジメント初心者に見てほしい!マネジメントってなんだろ?マネジメントの事例紹介
~埼玉県の電機製作所さんの成功事例からマネジメントとイノベーションを学ぶ~
みなさん、マネジメントって説明できますか?今回のお仕事調査隊は、マネジメントについて調べて解説してみたいと思います。
目次
【みんな勘違いしている?!!】
チームマネジメントとか、組織マネジメントとか、経営管理論などと、ググれは出てきますが、そのいずれもマネジメントを理解し、実践できるものではありません。
中には本当にまちがったものまであります。
ドラッカーマネジメントの伝道師、公認会計士の佐藤先生は、マネジメントは個人、組織で成果をあげるための道具であり、自転車を乗りこなすような運動に近い、実践でしか身につかないものであるとおっしゃっていました。
急にマネジメントを実践しなさい!と言われても何をしていいのかわからない方が多いと思い、今日は、実践して成果をあげた人の事例、成功事例を簡単に紹介してマネジメント初心者の方にもマネジメントに慣れていっていただこうと考えました。
本日は、ドラッカーマネジメントの伝道師、公認会計士の佐藤先生が書かれた【ドラッカーを読んだら会社が変わった!】に、紹介されている電機製作所のイノベーションを興し、新たな収益を作った事例を紹介してマネジメントについて考えたいと思います。
著書は、札幌市の公認会計士事務所代表で多くのドラッカーマネジメントに関する著書がある佐藤先生と、元証券マンでその後独立されて多くの企業顧問としてマネジメントの指導をされているDサポート(株)の清水先生です。
皆さんが例えば経営者として、
会社の経営が苦しい時にどんなことをお考えになりますか?
売上が下がってきたときにどんな決断が必要だと思いますか?
そんな苦しい時に苦しい会社を救った経営者の決断がこの本には書かれています。
【ドラッカーを読んだら会社が変わった!】の物語② 物語③のポイント・要約を紹介します。
埼玉県桶川市の電機製作所 株)日興電機製作所の物語
祖父の代から続いてきたケーブルの敷設など電気機器製作や工事を営んできた会社で現在は、3代目の 代表 和光良一さんが会社の経営を担っています。
会社を継いだときにはすでに売り上げが減少して苦しい状況でした。
通信用ケーブルが、金属製ケーブルから光ケーブルへ移行するなか対応が遅れた日興電機製作所は、ピークの15億円の売上が、5億円までに落ち込んでいたそうです。
~赤字事業の撤退とイノベーション~
赤字事業から撤退する決断の事例
日興電機製作所は従業員の解雇や、その他事業に関わるコスト削減でなんとか乗り切ってきたが、削減だけの対策は行き詰っていました。なんとか売上をあげて行く事しか道はのこされていません。
そこで社長は、売上の9割は占める得意先に納品していた商品の一つの撤退をまず決めたのです。なぜなら、この商品は材料費が非常に大きな割合を占める大赤字商品だったのです。
この商品は長年の付き合いや、売上が大きかった点、父がコンペで勝ち取った歴史などでやめるにやめられない商品だったのです。
しかし、社長の心に響いていたドラッカーの言葉がありました
【集中の為の第1の原則は、生産的ではなくなった過去のものを捨てる事である】
(経営者の条件より)
なかなか、新しい商品開発やマーケットの開拓に手が付かない状態だった会社で、まず行ったことは、赤字商品の撤退と、時間と手間の割になかなか賞が取れない年1回のコンペの参加を取りやめること
他の新しい売り上げの当てがなかった当時はなかなか決断できなかったそうです。
小さなヒットを見逃さずに、ヒット商品を生む事例
当てがない売上アップへの道を進む中、一つの光が見えました。
利益が出ていて、売上が右肩上がりの商品が1つだけあったのです。全体の売上の5%にも満たないが、毎年売上が伸びていたのがナンバーディスプレーアダプターである。
しかし、これは旧式のディスプレイ対応していない機器にナンバー表示させるための接続器なので、新しい対応機が出てきて徐々に必要なくなっていく商品、つまり社内では終わった製品という位置づけであった。
しかし、小さながら毎年の売上が伸びている。他者が販売をやめたからかどうなのか?
そこでこの疑問を解消しようと、購入先に聞き取りなどを行うと、実は購入しているシステム会社が飲食店や美容室の着信ナンバーとパソコンの顧客情報システムと連携させる為にこちらの想定外の使い方をしていて、新たな必需品として重宝していたのである。
そこで本格的にニーズに合わせた開発などを行いこの商品は、全体の売上の20%強になるまで成長したのです。
・・・・・・要約 ここまで・・・
きっとみなさんがイメージしていたマネジメントって、組織をどうマネジメントさせたらみんなが機能的になるか?とか、
チームマネジメントが上手い=みんなのやる気を引き出す!とだけしかイメージしてない人もいたかもしれませんが、
上記の事例をみると、マネジメントって、決断すること とも言えますね。
売上をあげる為に、現在の一部の売上をあえて捨てるということは本当に難しい決断です。
また、イノベーションを興すために、先ず分析するのではなく、本書では、知覚する事が先である = 何が今の見込み顧客(マーケット)にとって価値があるものか、【知覚】すること と、教えています。
世間一般的に、人をマネジメントするとは違う、仕事そのものをマネジメントした事例と言えたかもしれません。
廃棄することで見えてくるものがあるのです。
【ドラッカーを読んだら会社が変わった!】では、今回の事例の様にイノベーションを興す時には、まず【分析】の前に【知覚】することの重要性を説くなどドラッカー マネジメントのポイント、言葉を使いわかりやすく解説しています。
より詳しく読みたい方は、本書をご覧ください。または、実践するマネジメント読書会は全国で定期的に開催されているので参加者や、佐藤から直接お話を伺ってみてください!
ちなみに、物語に登場されている日興電機の和光社長も、佐藤等主催のドラッカー読書会に参加されています。
興味を持った方はぜひ気軽にお問合せ、ご参加いただければと存じます。
下記に読書会の連絡先・みなさんのブロガーとしての活躍されているページなどを紹介しておきますね!
【今日の響いた言葉】
今回心に響いた一節は、和光社長の『ドラッカー教授に導かれて、我々を本当に必要とする顧客を見つけた』という言葉です。
マーケットにいかに価値あるものを提供し続けていくのか?
この変化する市場で経営者の悩みや苦悩、努力が垣間見える言葉です。これからもこの変化する市場でご活躍を祈らずにはいられません。
連絡先:参考になったブログ コンテンツ・・・・
読書会参加もこちらに連絡を!
読書会参加者の皆さんがドラッカーを学びアウトプットしているブログ
佐藤先生がドラッカーマネジメント初心者向けに解説されたシリーズ
エレメントがまとめた、マネジメントとは?!マネジメントの要約まとめ記事
読書会の様子を紹介したブログ・こちらは札幌市の読書会
佐藤先生の会社:札幌 税理士 会計士 佐藤等公認会計士事務所 WEBサイト