札幌のメガネ屋おすすめ14選を眼鏡歴23年の「めがねっ娘ライター」が紹介します!
網走市でお子様の発達・グレーゾーンかもとお悩みの親御様へ。ビジョントレーニングという選択肢
「授業中、集中ができていません」
小学校の通信簿に書かれた、先生からのひとこと。多くの親にとって、これが”最初の違和感”になるという話を聞いた。
「うちの子、もしかして発達が遅れているのかもしれない」——網走市内でそう感じて検索窓に文字を打ち込んだことがある方は、少なくないはずだ。しかし「発達障がい」「グレーゾーン」という言葉は重く感じられ、病院に行くべきかどうかの判断もつかず、結局誰にも相談できないまま、一人でモヤモヤを抱えている方も多いのではないだろうか。
今回、そんな”名前のつかない違和感”に、診断のあるなしにかかわらず向き合い続けている場所があると聞き、網走市内の眼鏡店「千里堂メガネ」を訪ねた。
目次
部屋の扉を開けると、聞こえてきたのは子どもの笑い声だった
網走市内にある、千里堂メガネの奥にある一室。ドアの向こうから聞こえてきたのは、子どもの笑い声だった。
覗いてみると、そこにあったのはボールやトランプ、そして棚いっぱいのおもちゃ。てっきり「発達支援の専門トレーニング」という、もっと張り詰めた空気を想像していた私は、少し拍子抜けした。
この部屋の主は、増子さん。国家資格「1級眼鏡作製技能士」を持ち、10年以上にわたって網走市内で”ビジョントレーニング”というアプローチで、発達に特性を持つ子どもたちと向き合ってきた人だ。
「じっとしていられない」が、相談内容のダントツ1位
「初回のヒアリングで聞く悩みの中で、圧倒的に多いのが集中力の相談なんです」
増子さんはそう切り出した。じっとしていられない。先生の話を最後まで聞いていられない。多くの親が最初に気づくのは、この”落ち着きのなさ”だという。
きっかけになるのは、たいてい学校生活だ。
「未就学児の段階では、集中力の見極めってとても難しいんです。1時間、2時間と座って授業を受けるわけではないですから。でも小学校に上がると、みんな横並びで、同じペースで、同じ時間座って授業を受ける教育がスタートします。そこで初めて、集中力が続かないことが目立ってきて、先生から指摘を受けたりするケースが多いんです」
実際に通われるお子さんの学年は、平均して小学3年生前後がもっとも多い。1〜2年生のうちは通常学級で様子を見て、それでも周りとの差が縮まらないと感じたタイミングで、相談につながるケースが多いという。
「もっと頑張れ」と言われ続けてきた子どもたち
じっとしていられない子に対して、大人はつい「もっと頑張りなさい」「集中しなさい」と声をかけてしまう。だが増子さんは、この声かけ自体に疑問を投げかける。
「集中しろと言われても、本人はどうしようもないんです。正しく目を使えていない、正しくものが見られていない状態では、集中しようにもできない。目の動かし方を練習して、視線をピタッと合わせられるようになると、初めて自然と集中できるようになっていくんです」
一見、”やる気”や”性格”の問題に見えてしまう集中力の弱さが、実は”目の使い方”という、もっと具体的で、訓練可能な部分に原因があることが多いのだという。
「人間が体を動かすときって、まず目で情報を”入力”して、それを頭の中で”計算”して、最後に体を”出力”する、という3段階を踏んでいます。じっとしていられない子は、この入り口の”見る”部分でつまずいているケースが多いんです」
診断がなくても、網走市内で相談できる場所
このトレーニングルームに通う子どもたちの多くは、病院で診断を受けていない。増子さんいわく、その割合は「診断を受けていない子の方が多い」という。
「発達というワード自体、この10年、20年でものすごく世の中に広まりました。だから『あれ?もしかして』と気づく親御さんが増えているんだと思います」
きっかけは、学校の先生やママ友からの口コミが半分。残りの半分は、保護者自身がインターネットなどで調べて見つけるパターンだ。
この場所は、「診断が出てから行くところ」ではなく、「通信簿の一言をきっかけに感じた、名前のつかない違和感を、網走市内で気軽に相談できる場所」になっているようだ。
「20分」が「30分」になり、「1時間」になるまで
トレーニングは月に1回、1時間。派手な変化がすぐに出るわけではないが、増子さんは具体的な変化の過程を教えてくれた。
「熱心なお子さんだと、1ヶ月後にはもう『20分しか座っていられなかったのが30分になったんです』というお声をいただくこともあります。それが半年、1年と続くと、ちゃんと1時間の授業を最後まで受けられるようになった、という報告につながっていきます」
集中力の変化は、そこだけにとどまらないという。
「集中して授業を受けられるようになると、頭に入ってくる量も増えます。今まで苦手で全然やらなかった算数が、できるようになった、好きになった、というお声もよく聞きますね。先生の言うことをきちんと聞けるようになったとか、家庭内でもお父さんお母さんの話を聞くようになったとか。集中力というと、じっと座っていられる能力だけで見られがちですけど、そこから派生することがめちゃめちゃ多いんですよ」
そして、この場所には「卒業」という概念がない。
「友達ができなかった子が、友達ができて毎日楽しく遊べるようになった——それだけでも、僕は最高のゴールだと思っています。何をもってゴールとするかは、親御さんとお子さんに委ねています」
親自身も「トレーナー」になっていく
もう一つ、増子さんの言葉で印象に残ったのが、保護者への向き合い方だった。
「僕が実際に指導するのはもちろん大事なんですが、それ以上に、一緒に来てくれるお父さん、お母さんにも一緒に見る目を持ってもらうことを意識しています。そうすれば、僕が見ていない29日間は、親御さんがトレーナーになってくれるわけですから」
家でできる小さな課題を毎回持ち帰ってもらい、次回の来店時に成果を確認する。このやりとりの積み重ねが、専門家に頼ることの本当の意味なのかもしれない。
「遊びに来ている」感覚のまま、1時間があっという間に終わる
冒頭で覗いたトレーニングルーム。ドッジボール、キャッチボール、トランプ、カードゲーム。その理由を、最後に尋ねてみた。
「ガチガチにトレーニングという感じにはしたくないんです。ハードルが上がったり、親に無理やり連れてこられたと感じて不快になったりするので。その遊びの中で、僕はトレーニングをしているんです」
実際、1時間があっという間に終わり、「まだ帰りたくない」と言う子どもも多いという。集中力が続かないお子さんが途中で疲れてしまうことはあっても、それは「楽しくないから」ではなく、単純に集中力が持続しにくいという特性ゆえだそうだ。習い事にありがちな”行きたくない”という空気は、ここにはないようだった。
よくある質問
Q. 発達障がいの診断を受けていなくても相談できますか?
はい。取材した千里堂メガネでは、むしろ診断を受けていないお子さんの方が多いとのことでした。「なんとなく気になる」という段階からの相談で問題ないそうです。
Q. 何歳から通えますか?
年齢の制限はなく、未就学児から大人まで対応しているとのことでした。実際に通われる学年としては、小学3年生前後がもっとも多いそうです。
Q. どのくらいの頻度で通うものですか?
基本は月に1回、1時間のペースとのことです。変化の実感は、半年〜1年ほどのスパンで見えてくるケースが多いそうです。
Q. 網走市内以外からでも相談できますか?
記事内でも触れた通り、教育委員会や近隣自治体からの講演依頼にも対応しているとのことなので、まずは店舗に直接問い合わせてみるのがよさそうです。
取材を終えて
「集中力が足りません」。この何気ない一言に、心当たりのある網走市内の親は少なくないはずだ。でも、その一言の裏には、本人にもどうしようもない、”目の使い方”というごく具体的な理由が隠れていることがある。
叱っても、励ましても変わらなかったものが、目の使い方を整えることで少しずつ変わっていく。そう考えると、「もっと頑張りなさい」の前に、まず一度、専門家に見てもらうという選択肢があってもいいのかもしれない。
あの部屋で聞こえていた笑い声は、きっとその作業が、少しも辛いものではないということを物語っていた。
店舗紹介
ビジョントレーニングに関するご相談は、LINEまたはお電話にて受け付けているとのことです。
千里堂メガネ(網走市)

| 住所 | 〒093-0014 網走市南4条西3丁目3 |
| 営業時間 | 9:00~18:00 (ビジョントレーニングの受付は17:00まで) |
| 定休日 | 元日のみ |
| 電話 | 0152-44-2233 |
| 公式サイト | https://opt.senrido.co.jp/ |
| ビジョントレーニング | https://opt.senrido.co.jp/training-children/ |
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