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【無垢材家具にチャレンジ】失敗しない!木製キャビネット10選
木製家具は魅力的ですよね。木の温かみがあって、肌触りも良い。でもポンと買える金額じゃないものがほとんど…絶対に失敗したくありませんよね。
そこで今回は、失敗しない木製キャビネットの選び方と、実際の製品を10個紹介します。
イメージがつきやすいようにサイズやどんな人にオススメかも書いているので、ぜひ参考にしてください。
目次
失敗しないために!木製キャビネット選びのポイント3つ
まず最初に、木製キャビネットを選ぶ際のポイントを紹介します。
- 素材で選ぶ
- 取り出しやすさを意識する
- 収納方法で決める
それぞれ詳しく解説していきます。
①素材で選ぶ
せっかく木製キャビネットを選ぶのでしたら、素材にもこだわりたいところ。日本にはナラ、ウォールナット、カバなど魅力的な無垢材が溢れています。和のインテリアにも、ヨーロッパ調のインテリアにも合う無垢材は非常に日本のインテリアに相性が良いです。
②取り出しやすさを意識する
収納が大きくても、取り出しにくい形であればストレスになってしまいます。実際にどのような物を入れるか、日常ではどのように使うかをイメージしながら選ぶようにしましょう。
③収納方法で決める
飾る(見せる)収納をするなら引き戸のものを、隠す収納をしたいのであれば開き戸を選ぶなど、収納したいものと収納方法に合わせて扉のタイプを選ぶとイメージをつけやすくなります。
美しい木目を楽しむための木製キャビネット10選
では実際にどのような木製キャビネットがあるか、見ていきましょう。
(1)伝統的な格子を使用した和のキャビネット「北の匠 (H) No.03 サイドボード」
北海道産のナラとカバの2種類を使用し、塗装はウレタンとラッカーの二種類を使用。汚れや傷、熱などによる劣化を防いでくれます。
前面の引き戸を開けると、まるで陳列棚のような3段のスペースが現れます。食器類はもちろん、ハサミや筆記用具など、「必要だけどインテリアの邪魔になるもの」を隠して収納することができます。
収納スペースを確保しつつ、モダンな雰囲気を楽しみたい方にオススメです。
メーカー | 「山室家具製作所」。 1944年創業の老舗メーカー「山室木工」の伝統技術を引き継ぎ、2018年にリニューアル。 北海道産の無垢材ミズナラにこだわり続けてきた。奇抜さや目新しさよりも、普遍的に愛されるデザインを目指している。 |
サイズ | W1500×D460×H800mm |
樹種 | ナラ/カバ |
(2)アンティーク調の高級感あるキャビネット「OAK35 No.4 サイドボード」
素材にはナラを使用し、美しい木目と滑らかな手触りを楽しむことができるキャビネットです。引き出しの取手にはツヤ消しの真鍮製を使用。アンティークな見た目をより質感の高いものにしています。
収納スペースは引き出しと手前に開く棚があり、多くのものを収納できます。
昔ながらのアンティーク家具を求めつつ、収納力も大事にしたい方におすすめです。
メーカー | 「山室家具製作所」。 1944年創業の老舗メーカー「山室木工」の伝統技術を引き継ぎ、2018年にリニューアル。 北海道産の無垢材ミズナラにこだわり続けてきた。奇抜さや目新しさよりも、普遍的に愛されるデザインを目指している。 |
サイズ | W1700×D400×H800mm |
樹種 | ナラ |
(3)天然石を使用した”魅せる”キャビネット「Flavor リビングボード」
基本は木製でありながら、前面に天然石を使用した珍しいキャビネット。木製部分にはウォールナットを使用しています。美しい木目とオトナな色合いで人気が高く、角となる部分は弧を描いており安全かつモダンなデザインはリビングに置きたくなるデザインです。
また、背面にはコード穴がついており、散らかりがちな配線をまとめることもできます。
日常使いの中にちょっとしたアクセントをつけたい人にオススメです。
メーカー | 「大雪木工」。大雪山を由来とし、1983年の創業から旭川家具を作り続けたメーカー。 早い段階から機械化を進め、機械による生産力と職人ならではの精巧なモノづくりを両立させる技術を持っている。 |
サイズ | W1201×D360×H640mm |
樹種 | ウォールナット |
(4)木目と取っ手がスタイリッシュなキャビネット「Silky サイドボード」
今回紹介している中でも、かなりスタイリッシュなデザインのキャビネットです。素材にはオークとウォールナットを使用しており、ブラウンの濃淡が上品な色合いとなっています。
中央の引き出しはもちろん、左右には開き戸の中には3段の棚がついており高さ調節が可能なことから利便性の高いデザインとなっています。
無垢材の温かみや肌触りの良さを重視する人にオススメしたいキャビネットです。
メーカー | 「メーベルトーコー」。旭川家具メーカー。1972年創業。 「使われてこそ家具」という信念のもと、誰もが思わず使いたくなるデザインと機能を追求している。 無垢材の加工だけでなく、北欧やヨーロッパの職人技術「突板」を得意とする。デザイン賞を受賞した製品も多数。 |
サイズ | W1290×D445×H825mm |
樹種 | オーク/ウォールナット |
(5)使い手のことを考え抜いたキャビネット「WAO サイドボード90」
今回紹介する中では小型なキャビネットで、自然と馴染むデザインが特徴のキャビネットです。素材は北海道産の無垢材「EZO ASH(タモ)」を使用しており、淡い黄白色がお部屋の雰囲気を明るくしてくれます。
このキャビネット最大の特徴は使い手がストレスなく使えるようデザインされていること。引き出しは手前に引きすぎても落ちないスライドレール、閉めた時に勢いよく閉まらないソフトクローズを採用しているため、日常使いでのストレスがありません。また、ワンタッチで外すことができるため棚の奥に落ちてしまった物もすぐ取ることができます。
横幅が比較的小さいため、追加でキャビネット購入を考えている方にオススメ。
メーカー | 「メーベルトーコー」。旭川家具メーカー。1972年創業。 「使われてこそ家具」という信念のもと、誰もが思わず使いたくなるデザインと機能を追求している。 無垢材の加工だけでなく、北欧やヨーロッパの職人技術「突板」を得意とする。デザイン賞を受賞した製品も多数。 |
サイズ | W900×D420×H720mm |
樹種 | EZO ASH(北海道タモ材) |
(6)シンプルな見た目にクールな取っ手のアクセント「WAO チェスト120」
このキャビネット最大の特徴は、9つの引き出しがついていること。素材にはタモを使用しているのですが、特に紹介したいのは取っ手の方。何と、ヌメ革を使用し、真鍮のネジで固定してあるんです。一見すると自然過ぎて木の取っ手のように見えますが、気付く人は気付いてしまう独特でクールなアクセントに。
派手さを抑えながらも、少しだけ個性を出したい人におすすめのキャビネットです。
メーカー | 「メーベルトーコー」。旭川家具メーカー。1972年創業。 「使われてこそ家具」という信念のもと、誰もが思わず使いたくなるデザインと機能を追求している。 無垢材の加工だけでなく、北欧やヨーロッパの職人技術「突板」を得意とする。デザイン賞を受賞した製品も多数。 |
サイズ | W1200×D420×H720mm |
樹種 | EZO ASH(北海道タモ材) |
(7)シンメトリーが美しい「TULAN キャビネット(ワイド)」
素材となる無垢材は4種類あり、明るい雰囲気にしたい時は「ナラ」、シックでオトナな雰囲気にしたい時は「ウォールナット」などお部屋に合わせて選択できます。
また、このキャビネットは脚が特徴的で、よく見ると実は複雑な形をしています。さらに中央は奥部分にした脚が存在しないため、キャビネット下でもデッドスペース無く収納することができるのも嬉しいポイント。
お部屋に置く一つ目のキャビネットにはこれをオススメしたいです。
メーカー | 「インテリア北匠工房」。 1987年の創立以来「長く付き合える家具」をコンセプトに、上質な逸品を作り続けており、上質な暮らしを求める人にとって良き「ライフパートナー」となる旭川の家具メーカー。 |
サイズ | W1820×D420×H850mm |
樹種 | ナラ/メープル/ウォールナット/チェリー |
(8)あなたの生活の隙間に置けるキャビネット「DOLCE 引戸カウンターボード」
このキャビネットは、4種類の無垢材と、800cm〜1800cmの幅のものを選ぶことができます。お部屋のインテリアだけでなく、スペースに合わせて設置することができ、今ある家具に追加するにはピッタリのキャビネットです。
前面下にはコンセントの差し込み口が2つついており、掃除機などの家電を使う時に非常に便利です。また、このコンセントへのケーブルは背面についているため、このキャビネットでコンセントを塞いでしまったとしてもそのまま使える賢い設計に。
メーカー | 「アーリータイムスα」。1952年創業の老舗メーカー。 ロゴマークには五線譜が描かれており、生活の中に「音楽」があるように家の中に「家具」があって欲しいという願いからとのこと。 家具の名前も音関連のものが多く、独自の雰囲気を出すことに成功している。 |
サイズ | W1800×D475×H850mm |
樹種 | ナラ/メープル/ウォールナット/チェリー |
(9)インテリアの中心となる高級感「CB リビングキャビネット2400」
天板や側面には落ち着いた色のネイビーを、前面の引き出し部分は黄色味を抑えたディープゴールドを使用しています。素材にはナラを使用し、ネイビーの中にもしっかりとした木目が浮かび上がります。
幅2400mmと非常に大型なキャビネットであり、収納力は群を抜いています。中には配線コード孔やガラス棚などスタイリッシュに収納するための工夫が満載。
普通の木製じゃ満足できない、個性的なキャビネットが欲しい!という方にこそおすすめしたいキャビネットです。
メーカー | 「クリエイトファニチャー」。 2011年創業の比較的新しい家具メーカー。フルオーダーメイド家具を製造しているメーカーで、お客様との対話を特に大切にしてくれる 。クラシックなスタイルからモダンなスタイルまで幅広い製品を作り続けている。 |
サイズ | W2400×D420×H790mm |
樹種 | ナラ |
(10)3種類の塗装が部屋のアクセントに「KOO チェスト」
木材にはホワイトアッシュを使用し、3種類の塗装を施す事で高いデザイン性を実現したキャビネット。まるで「跳び箱」を思わせる懐かしい形は、部屋のインテリアとして不思議と馴染みます。
また、サイズは3種類展開しており、引き出しの数が7段、5段、3段の三つから選ぶことができます。
収納する物が多い人、そして今のお部屋がシンプルでアクセントが欲しい方にオススメしたいキャビネットです。
メーカー | 「匠工芸」。1979年旭川で創業。 現在では活躍の場を広げ、東京都、神奈川県、福井県、カナダのバンクーバーなど多くの場所で家具の魅力を伝え続けるメーカー。 地元旭川での取組も積極的に行っており、「君の椅子プロジェクト」などにも参加している。 |
サイズ | W400×D315×H1080mm |
樹種 | ホワイトアッシュ |
まとめ
今回は木製キャビネットの選び方と実際の製品について紹介しました。実は今回の記事を書くにあたって、「メーベルトーコー」さんに多くのことを教えていただきました。
旭川にルーツを持つエレメントが「旭川をもっと盛り上げたい」という話をした際に『じゃあ旭川家具の話なんてどうです?』という言葉からこの記事は生まれています(笑)
今回多くのキャビネットに触れて感じたことは、やはりオーダーメイド、セミオーダーメイドの家具が大切だと思いました。今回紹介した中ですと、収納スペースが広い点と、取手が革で手触りが良いことから「WAO チェスト120」が私のお気に入りのキャビネットです。
今回は木製キャビネットに絞ってお伝えしましたが、その他のキャビネットについても紹介予定です、お楽しみに!